2025/05/18

クロスバイクのボトムブラケット(BB)を交換してみた

 自転車のクランクを軸に固定している「シャフトのような部品」は、正式には「ボトムブラケット(BB)」と呼ばれるらしい。

先日、走行中にこのBBが壊れてしまい、クランクがグラグラになってしまった。

今回トラブルが起きたのは、5年目になるクロスバイク「BRIDGESTONE CYLVA F24」。
そろそろ寿命かなと思って廃車も考えたが、調べてみると専用工具さえあればBBの交換は意外と簡単そう。ダメ元で挑戦してみることにした。


交換用BBの選定

もともと付いていたBBは「BB-UN100」という型番だったようだが、すでに生産終了している模様。樹脂パーツが使われていたらしいので、より耐久性のありそうな金属製の「BB-UN300」シリーズから同タイプを探した。

購入したのは以下のモデル:

BB-UN300-K スクエアタイプ Kタイプ 68(BC1.37) BSA×122.5mm(D-NL)

型番は似ていても軸長や規格に種類があるので注意が必要。


必要な工具

今回の交換に使った工具は以下の通り:

  • シマノ(SHIMANO)TL-FC10:コッタレスクランク専用工具(四角軸クランク用)

  • シマノ(SHIMANO)TL-UN74-S:カートリッジBB用工具

  • 六角レンチ

  • 32mm対応のモンキーレンチ:TL-UN74-Sを回すために使用

※32mmの大きなモンキーレンチがない場合は、持ち手(柄)付きのBB工具を使うと便利。

TL-FC10: コッタレスクランク専用工具

TL-UN74-S: カートリッジBB用工具

32mm対応のモンキーレンチ

交換作業の参考動画

作業前に以下の動画を参考にした。とてもわかりやすくおすすめ。

【あさひ自転車メンテナンス】カートリッジBB&クランクの着脱
https://www.youtube.com/watch?v=ervwWEvPVJI

実際の作業と感想

クランクを外してBBを取り出してみると、内部のベアリングがバラバラに崩壊していた。BB本体もサビだらけで、明らかに寿命を迎えていたようだ。




交換後はクランクのガタつきもなくなり、スムーズな走行が復活。思ったよりも簡単にできたので、工具さえ揃えば自分でやってみるのもアリだと思う。