100均のUSBシガーソケットのアップコンバータへの改造記事を参考に12Vアップコンバータを作製した。
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- 100円のシガープラグUSB充電器のDC-DCコンバータをパワーLED用に改造(ebola men)
- 100円DC充電器でUSBから6~15Vを作る(air variable)
今回はキャンドゥで入手したシガーソケットを使った(この製品にはUSB端子はついていない)。
回路図は上記のサイトにあるのと同じ。なるべく部品を再利用し、基板はパターンカットして流用した。パターンカットで分離が難しい位置にレイアウトされていた抵抗、ダイオードなどを取り外し、ICとコンデンサはそのまま使った。アップコンバータにした場合、入力側につける抵抗が足りなくなるので200Ωの抵抗を追加している。インジケータの発光ダイオードは基板上に抵抗をつけるスペースがなかったので取り外した。
改造前の基板はイモ半田だらけ。出力側のプラス端子のパターンが浮いていて、分解時にパターンがはがれてしまった。これを見てしまうと車のシガーソケットにさすのは勇気がいる。
基板表 | 基板裏 |
改造前 | 改造前 |
改造後 | 改造後 |
出力電圧を決める抵抗は12Vを狙ってR1=5.6kΩ, R2=47kΩに付け替えた。
出力電圧Vout = 1.25 x (1 + R2/R1) = 11.74V
計算上は11.74Vで、エネループ4本(約5V)をつないで実測すると11.5Vだった。
元から付いていた抵抗のカラーコードは判別が難しかったのでテスターで測ってみるとR1=0.99kΩ, R2=3.36kΩで5.5Vとなり、実測でも5.3Vぐらいで少し高めになっていた。
この基板の電解コンデンサは入力側4.7uF、出力側47uFという小さなものが付いていて、リップルが気になるが、LEDを点灯させるつもりだったのでそのまま使っている。
結果的に追加したのは抵抗3本だけで12Vのステップアップコンバータができた。
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