震災前に玄箱ProのLinuxをDebian 6.0 squeezeにアップデートした。今回から公式に玄箱Proがサポートされているので、普通なら簡単にインストールできるはずだが思わぬところで手間取った。
Debian 5.0 lennyからハードディスクを交換してDebian 6.0 squeezeに入れ替えたのだが、lennyにあるuboot-envtoolsというパッケージで、玄箱Proのフラッシュメモリを書き換えるコマンドfw_setenvによりフラッシュメモリから起動するようにしてから、ハードディスクを交換すればシリアルコンソールを使わなくて済むはずだった。
具体的なインストール方法は次のサイトに必要な情報が載っているので、はまった点だけ記載する。
http://www.bonz3.net/test/2011/02/squeeze-install.html
(1) 玄箱Proがネットワークから見えなくなった |
玄箱Proの電源を一旦落としたらネットワークから接続できなくなった。ハードディスクのアクセスランプは点滅している。何が起きているのかわからず、結局シリアルコンソールでつなぐことになった(転送速度は115200bps)。fsckが動いていた。1TByteのハードディスクを積んでいたのでファイスシステムチェックが完了するまで一晩放置しておく必要があった。
(2) フラッシュメモリから起動できない ## Booting image at 00100000 ... |
シリアルコンソールをつないで、環境変数を書き換えたがブートしない。よく見たら文字化けして環境変数の書き換えに失敗している。シリアル通信ケーブルを動かしたら文字化けが解消した。接触不良?ノイズの影響?自前ケーブルではなく、玄人志向から出ている玄箱Pro用シリアルケーブルを使っていたのだが。いずれにしろDebian 6.0とは全く関係ないところで手間取ってしまった。
計画停電中はatコマンドで玄箱Proの電源を定期的に落としていたが、ブートさせるのは手動だった。バックアップ電源として使える中古のノートパソコンに置き換えようかと考えはじめていたが、計画停電終了以降は玄箱Proサーバで何の問題もなく稼動している。
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