ところが本を持ち込んで見積もりしてもらうと、びっくりするような安い買取価格になる。そうかといって、本を持ち帰るにも手間がかかる上、見積もりしてもらって断りにくいなど、釈然としないまま本を手放して、結果的に古書店への不満と不信感を募らせている人が多い。
そういったことに煩わされたくなかったのと、処分する文庫、コミックスは古いものが多かったので廃棄するつもりで買い取り先を探した。
最初はブックオフに車で運んでいくつもりだったが、自宅まで取りに来てくれるネット古書店を利用することにした。駿河屋などでは本のタイトルを入力すれば事前に買い取り価格が検索できる。新品で高額な買取を期待している商品を持ち込む場合は安心できる。
本のタイトルを入れると買い取り価格が高い古書店を順位付けしてくれるサイト「本・CD・DVD・ゲームの買取比較帳」もある(買取価格を公開している古書店が少なくててあまり使えなかったが)。
また、同じ本は2冊以上は買い取らない、もしくは2冊目は査定0だったり、半額になったり、というペナルティが設けられているところが多い。このルールも万引き対策らしいが、古書店側に有利になっており古書店不信の一因になっている。
査定結果はまとめていくらで買い取り価格が提示されるところが多く、納得できなければ返却してもらえるが、返送料はこちら持ちのため現実的には返却不可となっている。
今回は部屋を早く片付けるのを優先して買い取り先を選んだ。段ボールを無料で送ってくれて、早く集荷してくれるというのを基準に探したところ、ネットオフが良さそうだった。実際に申込みをした翌々日には段ボールが届いた。集荷後、1週間で査定結果の連絡があり承認して買取終了。期待していなかったとはいえ、買い取り価格はびっくりするほど安かった。
この一年ぐらいで電子書籍が本格的に普及し始めて最近では紙の本をほとんど買わなくなった。電子書籍なら場所をとらないし何冊でも持ち歩ける。今回、本を大量に処分したついでに、大きなスライド式の本棚を2つ処分したので、今後は紙の本は一切買わない、ぐらいのつもりでいる。
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