2009/05/06

第19回世界コンピュータ将棋選手権

コンピュータ将棋選手権の決勝が昨日(5/5)あったのですが、昨年度と上位陣が入れ替わりました。

◎決勝 (総当たり7回戦、25分切れ負け)

  プログラム名 1 2 3 4 5 6 7 SB MD 順位
1 激指 7○ 3○ 2 5 2.0 0.0 6
2 Bonanza 7○ 5○ 1○ 3 4 8.0 2.0 5
3 YSS 2○ 1 6 3.0 0.0 7
4 KCC将棋 2○ 7○ 1○ 3○ 4 3 7.0 3.0 4
5 文殊 1○ 3○ 4○ 7○ 6○ 5 2 14.0 7.0 3
6 GPS将棋 4○ 1○ 2○ 3○ 8○ 7○ 6 1 17.0 10.0 1
7 習甦 3○ 1 6 1.0 0.0 8
8 大槻将棋 2○ 4○ 3○ 1○ 5○ 7○ 6 1 16.0 10.0 2
*)引用元

GPS将棋やBonanzはソースコードが公開されています。3位入賞した文殊は公開されたBonanzaの思考ルーチンをベースに6台のマシンで多数決をして手を決める(合議)という考え方で、オリジナルBonanzaより上位に入りました。

決勝リーグには入っていませんが、FPGAを使ったA級リーグ指し手1号が昨年度から参加しています。新型兵器投入 (A級リーグ指し手1号)によるとAlteraのStratixIII 3SL150 (142kロジックエレメント)を搭載したボードを使用しているようです。これだけ複雑なプログラムをFPGAで動かしているのはすごいです。

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