VPNを簡単に構築できるSoftEtherのオープンソース版UT-VPNが2010/6月に公開されている(GPL2)。製品版と比較して証明書認証(PKI認証)などいくつかの機能が除去されているが、Power-PCにも対応しているので玄箱Pro(debian lenny)を使って自宅サーバを立ち上げてみた。付属ドキュメントが充実しているので特にはまることなくインストールできた。
以下は玄箱Proでの作業内容。Ver.1.01 Build 7101(6/28公開)をインストールした。
> make gcc -DNDEBUG -DVPN_SPEED -DUNIX -DUNIX_LINUX -D_REENTRANT -DREENTRANT -D_THREAD_SAFE -D_THREADSAFE -DTHREAD_SAFE -DTHREADSAFE -I./src/ -I./src/Cedar/ -I./src/Mayaqua/ -O2 -fsigned-char -c src/Mayaqua/Cfg.c -o tmp/objs/Mayaqua/Cfg.o |
readlineが入っていないとエラーが出たので、
> apt-get install libreadline5-dev |
として追加インストールした。必要なライブラリは付属ドキュメントに記載されている。
再度、
> make > make install |
インストールまで正常終了。
次にデーモン起動設定は、
/etc/init.d/vpnserver #!/bin/sh test -x $DAEMON || exit 0 case "$1" in |
という必要最低限の起動スクリプトを作って、update-rc.dでシステムサービスを登録。
> chmod 755 /etc/init.d/vpnserver update-rc.d: warning: /etc/init.d/vpnserver missing LSB information |
正常起動することを確認。
> /usr/bin/utvpnserver start |
拍子抜けするぐらい簡単にUT-VPNのインストール完了。
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