2011/06/26

自宅用ソーラー発電で家電を使う

自宅用ソーラー発電システムからの続き。100Wまでの家電製品を使うことを想定。

ソーラー12Vのバッテリー(鉛蓄電池)に蓄えた電気で家電を使うにはインバーターで100Vに昇圧する必要がある。ところがAC商用電源に近い波形の正弦波インバータはかなり高価で、250Wのもので25,000円。
FI-S256-12(250W-12V):未来舎・正弦波インバーター

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一方、矩形波インバーターは350Wのもので3,500円ぐらいからある。正弦波インバーターに比べて安価だが、気をつけないといけないのは、矩形波インバーターを電動工具に使うと動かないばかりか故障してしまうことがある。

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波形にかかわらず、インバーターに付いている冷却ファンの騒音が製品によっては大きいかもしれない。24時間稼動させることになるので設置場所も考慮する必要がある。

12V系のインバーターは車のシガレット電源につないで100Vを取り出せるので1台あるといざというときに役に立つ。

バッテリーが切れたときに電源が落ちたままだと、録画機能内蔵テレビの場合は都合が悪い。パソコンのように電源が落ちると壊れる機器もあるので、自動的にAC商用電源に切り替えてくれる切替器が便利。

この切替器(送料込みで約1万5千円)は電源切替時に短時間停電するので、テレビやパソコンに使う場合は更に無停電電源装置(UPS)をつなげておいたほうが安心。今回、100W以下で使うことを想定しているので、UPSの能力は100Wの負荷が使えれば容量は小さくてもかまわない(7千円ぐらい)。

トータルコストを見積もると、4万7千円(正弦波インバーターを使った場合)。先のソーラー発電部の4万円と、パネルのベランダへの設置用の金具や架台、室内へ引き込むためのケーブルなどを含めるとざっと10万円近くかかる計算になる。

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