LavieMX(Crusoe 600MHz)もLinuxサーバーとして使えるようになったところで、玄箱Pro(ARM9 バス400MHz/コア200MHz)とどちらが早いのか調べてみました。
まずは円周率πの100万桁計算。
apt-get install pi
LavieMX(600MHz動作): 393秒、玄箱Pro: 125秒と玄箱Proのほうが3.14倍速いという結果。πパッケージのバージョンはそろえられませんでした。
Linuxの使用感とはちょっと違う結果だったので、「プログラムによる数値演算のベンチマーク」で公開されているCソースを使わせてもらってベンチマークしてみました。最適化オプション無しでコンパイル・実行したところ、整数除算を除いてLavieMXのほうが高速という結果になりました。ちなみにワットメーターで計測した消費電力はどちらも10W前後です。
表1. LavieMXと玄箱Proの処理時間比較1 (LavieMXを100%とする)
加算 | 減算 | 乗算 | 除算 | |
int | 242% | 243% | 120% | 67% |
float | 808% | 819% | 435% | 464% |
double | 1064% | 1110% | 605% | 647% |
表2. LavieMXと玄箱Proの処理時間比較2 (LavieMXを100%とする)
関数呼び出し | 183% |
シフト演算 | 242% |
cos | 1099% |
sqrt | 2934% |
norm | 1175% |
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