そろそろ夏休みの旅行シーズンですが、特に海外旅行では油断大敵です。何年か前のイタリア旅行でスリに遭遇した体験談です。
(1) 「真実の口」の前の行列で
有名な「真実の口」をローマ市内の教会に見に行ったとき、ちょうど日本人の団体旅行客とかち合って記念写真を撮るために行列ができていました。
行列に並んでしばらくしたら「ジジジジッー」と肩にかけていたリュックのファスナーが開く音がしたので驚いて振り向くと小奇麗な格好の若い白人女性が後ろに並んでいました。とてもスリには見えなかったので洋服が擦れた音と思いそのまま並んでいました。
しばらくすると年配の女性が「カバンが開いてる!サイフが無くなってる!」と騒ぎだしました。見るとブランド物のショルダーバッグが全開になっています。全財産をそのサイフに入れていたらしいです。楽しいはずの旅行が気の毒でした。
その後、私の連れが「若い女の二人組が急ぎ足で出て行った。行列の途中で抜けるなんておかしいと思った。」と話していました。どうやら私のリュックを開けようとした女と同一人物のようです。ここは道路から簡単に出入りできるところにあるので逃走もしやすく、スリの仕事場になっているようです。ここに限らず屋外にある有名な彫刻、噴水、建造物など、前に気を取られているところを狙われます。
これがローマに着いて最初の観光スポットでの出来事でした。
0 件のコメント:
コメントを投稿