バチカンで大聖堂やミケランジェロの壁画に圧倒されて、夕方、ホテルへ帰る地下鉄の中です。
(3) 「スペイン階段」から乗った地下鉄で
夕方のラッシュ時にスペイン階段から地下鉄に乗ることになりました。次の駅から乗ってきたインテリなメガネをかけた学生風の男が、車内はそれほど混んでいないのに、もう少し奥へ入れというしぐさで寄ってきました。
私はショルダーバッグを首からかけていたのですが、押されて姿勢を変えたときに、男が抱えていたクリアケースが私の視界を遮ってバッグが見えなくなりました。それからすぐに電車の揺れに合わせてファスナーを開けはじめました。
どうしたものかと様子をうかがっていたら、ドア付近に立っていた年配のラフな格好をした男がこちらをちらちら見ていることに気がつきました。若い男と同じ駅から乗ってきたのを見ていたので、もしかしてこの二人はグル?
決定的な証拠を掴むまで待っていようかと思いましたが、我慢できなくなってグイッ!とカバンを引いたら何事も無かったように次の駅で二人とも降りていきました。
スリは二人一組で行動しているようです。小奇麗な格好をしていても油断してはいけません。楽しい旅行のためには自分だけは大丈夫などと油断せずに対策していってください。
0 件のコメント:
コメントを投稿